お茶と茶葉

あなたはお茶のことわざをごぞんじですか?

まずは、お茶が健康に結びついていることわざをご紹介します。

「朝茶は七里帰っても飲め」
(身体に良い朝のお茶は面倒くさがらずに飲むのが良い)、

「朝茶に別れるな」
(健康に良いのでお茶を毎朝飲むのが良い)

以下ではお茶の健康法についていろいろと触れています。
具体的にお茶はどのように健康に良いのでしょうか?
どうすればさらに効果的にお茶を飲めるのでしょうか?
どのお茶がオススメなのでしょうか?
そのようなことがわかる内容になっています。

では、どうぞ。

1 お茶は病気の予防や治療にも役立つ

ウィルスから予防

1-1 貴重な栄養源

かつての日本人の食生活ではビタミンAやビタミンC、Bやミネラル類が不足していました。

お茶はこういったものの貴重な補給源になっていました。

1-2 病気の予防

また、解毒作用を持つタンニンが体の中に入って毒を消し、かつ胃腸の働きを良くして消化作用を助けてくれていましたし、興奮作用を持つカフェインには強心作用や利尿作用もあるので、心筋の働きを良くし血行を旺盛にしてくれるので、心臓病や高血圧、腎臓病の予防にも役立ってきたのです。

そしてフッ素も含まれているので、食後や甘いお菓子を食べたあとのお茶は虫歯予防にも役立っています。

こうしたお茶の薬効に気付いていない人がほとんどだと思いますが、こうして改めて書き出していくと私たちは日常的にお茶を飲むことで、身体の状態を知らず知らずのうちに整えていたことに気づかされます。

 

2 庶民の中で語り継がれた生活の知恵

図書館の書物

お茶が日本で普及(最初は一部の特権階級にのみ)するのは、鎌倉時代に入って栄西が中国から抹茶とお茶の種子を持ち帰ってきてからですが、それ以前に日本にも自生の茶は古くからあったと考えられ、山仕事をする人たちは、この自生の山茶を摘んで愛飲していたと言われています。

もちろん、嗜好品というよりは薬として用いられてきました。

そうした中から生まれ、伝えてきたと思われる、お茶の薬効についての言い伝えは現代にもたくさん生きています。

江戸時代初期に書かれた「仮名草子」には、

「茶の十徳といふは、まづ春は午睡をさますによろし、是一。
茶えんのかろくあがるは、かすみの衣にまがふ、是二。
夏は炎暑を涼しうする徳あり、是三。
あるひは汗をながし、口の内を涼しうし汗をもとむる薬なり、是四五の徳はあらはせり。」

とあります。

春の眠気を覚まし、夏の暑さには口の中を涼しくして、かつ、汗を流させるにも良いとしているところはすべてお茶の薬効としてのタンニンやカフェインの働きによるもので、充分に科学的に説明がつくものです。

こうした薬効としての用いられ方とともに江戸時代初期には嗜好品として、また暮らしの中にうるおいをもたらすものとして大いに庶民の間に広がっていったことを「仮名草子」から知ることができます。

 

3 濃茶目は毒気の薬

お茶で解毒

お茶の薬効として、もっとも早く注目されたのは解毒作用でした。

昔の人は「濃茶目は毒気の薬」と言い伝え、毒キノコを食べたり、毒草を食べたりしたときは、濃く煮だしたお茶を薬として何杯も飲みました。

また、念仏踊りの開祖として知られる空也は天暦五年(951年)ころに京都で流行った温病(現在の赤痢?)に苦しむ人が続出したときに煎じた茶に梅干しや昆布を混ぜて病人に飲ませ、悪病をおさめたと言われています。

これはお茶のタンニンと梅干しの酸の二つの解毒作用の相乗効果によるものです。

漢方でも「リョウ茶湯」と呼ばれるヒネ生姜と、春茶葉の同量を混ぜたものが赤痢やチフスの薬とされています。

「眼病は番茶で洗え」というのも、お茶の解毒作用を利用したものです。

また、ベビーパウダーのなかったころの昔の母親は赤ちゃんのおむつかぶれに番茶の葉をくだいて使いました。太った人も番茶の粉や抹茶の湿布で股ズレを防いだりしました。

江戸時代の民間療法には、血止めの薬として、お茶の葉をよく嚙んでそれを傷口にあてました。アカギレにも緑茶を濃い目に煮出したもので湿布をしました。

このようにお茶の持っている解毒作用を利用した生活の知恵は数多くあるのです。

 

4 夏バテ防止・回復にもお茶が効果的

夏バテ回復

「仮名草子」には「汗をもとむる薬なり」と夏の暑い時期におけるお茶の効能が記されていますが、これも科学的に証明することができます。

暑いからと水っぽいものばかりを飲んでいると胃液を薄めて食欲をなくし、夏バテの原因となります。

そんなときに水の代わりに消化を助け、ビタミンCを含むお茶を飲むことは食欲を回復させる上で大いに効果があるのです。

お茶の主成分の一つ、タンニンは腸の蠕動運動を助け、胃液の分泌をさかんにする働きがあるのです。

また、夏には汗をかくことも重要です。汗には体内の老廃物が含まれていますが、夏の疲れを回復させるには体内の新陳代謝をさかんにし、体の中にたまっている疲労物質をできるだけ早く体外へ排出することがポイントになります。

お茶に含まれているカフェインは、腎臓の血行をよくしますので、老廃物の含まれた尿や汗をどんどん体外へ排出することができるのです。

 

5 風邪は茶で治せ

風邪引く女性

「風邪をひいたらうがいを」とはよく聞きますが、お茶は古くから民間薬として広く用いられてきました。

タンニンの解毒作用とカフェインによる発汗作用、利尿作用もあるので解熱剤の役目もはたします。

また、昔から茶の種はぜんそくの薬として用いられてきました。

茶の種を粉末にして、百合の根を粉末にしたものと同量を蜂蜜で混ぜて飲むと、ぜんそく・咳・痰にも効果があります。

中国の明代に出た、漢方薬の文献として最高とされている「本草綱目」では、気虚頭痛、つまり元気がなくて頭痛がするときには茶の粉が良いと書かれています。

 

6 茶は酒毒を治す

お酒好きには経験があると思いますが、酔い覚めのお茶、特に深酒をしたあとのお茶はことのほかおいしいものです。

二、三杯たて続けに飲むと二日酔いと思われていた気分の悪さもすっきりします。

栄西の著した「喫茶養生記」は、アルコール中毒に近い状態であったと言われる鎌倉幕府三代将軍の源実朝に、良薬として茶とともに献上されたものとして知られていますが、お茶はこのころから「酒毒を消す」良薬として珍重されてきたということになります。

この栄西が実朝に茶を献じた話は「吾妻鏡」にも見ることができます。

健保二年(1214年)二月四日の件には、「朝から将軍の気分がすぐれない、周囲のものたちはあちこち走り回り、薬などを色々集めたりして大騒ぎしていたが、実朝の加持祈祷役であった栄西は茶をすすめ、実朝の気分を回復させた」と記されています。

 

7 食後の茶は虫歯知らず

美しい歯

昔の人々は現代の人よりも虫歯が少なかったといいます。

歯磨きの習慣、歯に対する衛生観念は昔より現代の方が発達しているのにも関わらずです。

というのは、茶葉には虫歯予防に役立つフッ素が含まれているからです。

フッ素はツバキ科の植物に多く含まれており、とくに若芽よりも古い葉に多く含まれています。

このお茶を飲むという習慣が虫歯を少なくしていたと言えるのです。

 

8 まとめ

昔からお茶を飲むという日常行為自体が健康維持、病気予防から治癒、治療まで役立っていたということがこれらのことからわかると思います。

それは鎌倉時代に栄西が「茶は養生の仙薬なり。延齢の妙術なり」と述べてきたころから変わらない我が国の生活習慣なのです。

 

9 おまけ(おすすめのお茶)

おすすめのお茶はありますか?
そんな質問がありそうなので、管理人が最近飲んでいるお気に入りのお茶をご紹介します。

それは、ごぼう茶です。

ごぼう茶に興味のある人は、ごぼう茶の口コミをご覧ください。